> [deep]の名の通り、一音一音の空間的配置、リズムのバリエーション、全体の構成に至るまで深淵を感じさせる素晴らしい作品でした。以下に拙文ですがコメントさせていただきます。
> [楽曲について]
> 全体を通した所感として、「前衛的ながら気が利いている」というような印象を受けました。このような作風ではコンセプトを重視するがゆえに荒い(それが良さにつながったりもしますが)部分が見受けられがちとなりますが、御作では「音」、「一つの展開」、「全体の構成」の全てにおいて完璧に整えられています。かといって個性がそぎ落とされているかというとそうではなく、音色にはかの大家へのリスペクトが感じられつつハイデフな3D的質感がもたらされており、展開も2分間に意外性とドラマティックな緩急を絶妙なバランスで配合、脱帽です。特に音の質感は格別、音量音質周波数位相の全てに手が行き届いており正に次元の深層に身を投じるような体験をさせて頂きました。強いていえばラストスパートで聞き手に与える効果がプレイ環境(デバイスの音質)によって結構異なり、曲の真価が発揮される敷居がやや高い点が気になりました…がこれはもはやこじつけレベルですね、最高でした!!!!!
> [映像について]
> BGAとしての役割をストイックにこなす効果的な映像です。作品の雰囲気をミクロからマクロまで表現しており特に実写映像の挟み方はお見事。同期のさせ方も丁寧で、音を的確に視覚へ表現していく様は一つの模範解のように感じました。タイトルを最後に持ってくるのも粋ですね…
> [譜面について]
> (全譜面鑑賞、内SP NORMAL、HYPER、ANOTHERをプレイしました)
> まず難易度のつけ方が巧いと感じました。複雑なリズムを楽しむことができるくらいの実力で初めて適正譜面が出現し、難易度が物足りなくなってくるとより手ごたえのある譜面が出てくる妙妙たる塩梅です。数値がキッチリ適正なのも非常に親切。それぞれの足し算引き算の感覚も絶妙で、弾ける範囲ではどの譜面も弾きごたえ抜群でした。個人的には曲のイメージを崩さない範囲で弾きやすく、いやらしさも兼ね備えるHYPER譜面が非常に良かったです。
>
> 総合しますと愛しています。100000000000000000000点…♡